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施工管理に転職する

【施工管理】女性はきつい?向いている女性の特徴とメリットを紹介

【施工管理】女性はきつい?向いている女性の特徴とメリットを紹介

女性が働くのはきついと思われがちな施工管理ですが、近年は働き方改革の影響などもあり労働環境が良い方向に激変しています。

実際のところ、女性にとって施工管理の仕事とはどのようなものなのでしょうか。

今回は、女性が施工管理として働くメリットと、女性が正直きついと思う点などを紹介します。

施工管理という仕事の実態について知りたい女性はぜひ参考にしてください。

女性が施工管理に就くメリット

女性が施工管理に就くメリット

女性が施工管理として働くメリットは下記の通りです。

  1. 無資格でも仕事ができる
  2. 女性が働く環境が整っている
  3. 結婚・出産を視野に入れて仕事できる

以下では、各メリットについて詳しく解説します。

1.無資格でも仕事ができる

施工管理は無資格でも仕事に従事することが可能です。

「施工管理技士の資格を取得しなくてもいいの?」と思う人もいるかもしれませんが、資格がなくても施工管理の仕事はできます。

ただし、施工管理技士の資格を取得することで仕事の幅は広がり、年収アップにつながります。キャリアアップを考えている女性は資格取得を検討してもよいでしょう。

なお、施工管理技士の女性合格者は年々増加しており、令和2年の1級試験の合格者が9.7%を記録しています。こういった傾向は、女性の活躍が増えていることに他なりません。

【参考】「実地試験」(1級・2級)合格者の発表-国土交通省

2.女性が働く環境が整っている

施工管理は、女性が気持ち良く働ける環境が整っています。

ひと昔前だと「力仕事が多いから女性には向かない」「女性にとっては不衛生な仕事」といったイメージがありましたが、現在ではほとんどありません。

逆に近年では「女性ならではの視点で危険な箇所を発見できる」といったメリットに焦点が当てられ、女性の採用が進んでいます。

とくに建設業界では、働き方改革などの影響で女性の進出が推し進められているため、女性を現場のトップに据える企業も多いです。

3.結婚・出産を視野に入れて仕事できる

施工管理は、結婚や出産を視野に入れて仕事ができます。

国土交通省が公表した建設業界の育休取得率と出産後の復帰率を見てみましょう。

建設業における女性の活躍推進に関する取組実態調査-国土交通省
【引用】建設業における女性の活躍推進に関する取組実態調査-国土交通省

表を見ると、技術者、技能者、事務系職員すべての職で育休率は90%を超えており、産後に復帰した人の割合もすべての職で過半数を超えています。

厚生労働省が発表した全業界での復帰率は26.8%であるため、建設業界の復帰率は他業界より高いと言えるでしょう。

【参考】育休取得・職場復帰の状況-厚生労働省

女性が施工管理できついと思う点

女性が施工管理できついと思う点

女性が施工管理できついと感じやすい点は下記の通りです。

  1. トイレなどの設備
  2. 職場の雰囲気に慣れない
  3. 体力面の仕事に付いていけない

こういった女性がきついと思う点は、現在の建設業界にも残っているのでしょうか。以下にて解説します。

1.トイレなどの設備

ひと昔前の建設現場でも簡易的なトイレは設置されていましたが、正直なところ女性への配慮がないトイレが多かったです。

しかし、現在では「不衛生だからあまり使いたくない」という女性の声が反映され、快適なトイレが導入されています。

快適なトイレとは、以下のような女性にも配慮されたトイレです。

快適トイレの活用事例-国土交通省
【引用】快適トイレの活用事例-国土交通省

国が定める快適トイレとは「洋式便座」「水洗付き」「2重ロック」「荷物置き設備」などの条件を満たしたトイレを指します。

写真のようなトイレの導入は国土交通省が導入を義務付けているため、現在では女性でも快適にトイレなどの設備を利用できます。

【参考】建設現場「快適トイレ」の導入-国土交通省

2.職場の雰囲気に慣れない

女性が活躍する現場が増えている建設業界ですが、まだまだ男性が多いのも事実です。そのため、男性に苦手意識を持っている女性は、職場の雰囲気に慣れづらいかもしれません。

しかし、先ほども述べた通り、近年では女性が重宝される業界になりつつあるため、男性と同じように一人の従業員として大切に扱ってくれます。

したがって、男性に対する苦手意識がない人や、女性より男性のほうが接しやすいという人にとっては非常に楽な気持ちで仕事ができるでしょう。

3.体力面の仕事に付いていけない

以前の建設業界は、残業労働が常態化していたため、肉体的・精神的に苦痛を感じる人が多い傾向にありました。

しかし、昨今では働き方改革の推進により、健全な建設業界づくりが急速に進んでいます。

たとえば、2024年4月から建設業の法規定に「労働条件の規則を守っていない企業には国からペナルティを与えます」という罰則付きの改定が加わったため、企業はこれに従わざるを得ません。

加えて、近年では日本建設業連合会と国土交通省によって「週休2日制」の導入が推し進められています。

時間外労働と休日が増えれば、女性にとっても非常に働きやすい職場になるでしょう。

【参考】時間外労働の上限規制-厚生労働省働き方改革・建設現場の週休2日応援サイト-国土交通省

施工管理に向いている女性の特徴

施工管理に向いている女性の特徴

施工管理に向いている女性の特徴は下記の通りです。

  1. 体を動かすことが嫌ではない
  2. 男女関わらずコミュニケーションがとれる
  3. 細かいところに気付ける

それぞれの特徴について解説します。

1.体を動かすことが嫌ではない

施工管理は、現場のスケジュール管理が主な仕事であるため、作業員や大工さんほど身体を動かすわけではありません。

とはいえ、全く体を動かさないというわけでなく、作業員の業務を手伝ったり、資材を一緒に運んだりすることはあります。また現場によっては空調があまり効いていない場所で過ごすこともあるでしょう。

そのため、施工管理は「体を動かすのが好き」もしくは「体を動かすことが嫌ではない」くらいの女性が向いていると言えます。

2.男女関わらずコミュニケーションがとれる

施工管理は、現場で働いているさまざまな人をまとめたり、指示を出したりすることが主な仕事です。そのため、性別や年齢に関わらず円滑にコミュニケーションをとれることが重要視されます。

周りと円滑なやり取りができなかったり、単独的な行動を取ったりしてしまうと、現場の作業がスムーズに進まなくなるでしょう。

こういった理由から、施工管理では性別や年齢などに関わらず、円滑なコミュニケーションを取れる人材が重宝されるのです。

3.細かいところに気付ける

建設現場では、些細なモノや出来事が大きな事故につながります。そのため、細かい点に気付ける女性は、施工管理の仕事に向いていると言えるでしょう。

また、建設現場によっては女性だからこそ気付けるような危険個所もあります。そういった小さな危険を発見することで、スケジュールの遅れや事故を防ぐことができるのです。

「そんな細かいところに目がいかない」という人でも、現場での経験を積む中で自然と注意力が養われるため、最初からできる必要はありません。

まずは現場での実務をこなし、さまざまなスキルや知識を身に付けていくとよいでしょう。

まとめ

本記事では「女性が施工管理に就くメリット」「女性が施工管理でキツイとおもう点」などを紹介しました。

近年の建設業界では女性の労働人口が増え続けています。その背景には「トイレやアメニティなどの設備改善」「女性でも働きやすい労働環境への変化」などがあり、いまも労働環境の改善が着々とおこなわれています。

また、施工管理は未経験の女性でも目指すことが可能なため、興味がある人は積極的に応募してみるとよいでしょう。