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施工管理に転職する

文系でも施工管理で活躍できる3つの理由|求められる3つのスキル

文系でも施工管理で活躍できる3つの理由|求められる3つのスキル

文系でも施工管理で活躍することは十分に可能です。

本記事では文系出身者が施工管理で活躍できる3つの理由と、求められるスキルなどについて解説します。

文系から施工管理への就職・転職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

文系が施工管理で活躍できる3つの理由

文系が施工管理で活躍できる3つの理由

文系が施工管理で活躍できると言われる理由は下記の通りです。

  1. 施工管理技士の不足
  2. 職人の不足
  3. 外国人の増加

それぞれについて見ていきます。

施工管理技士の不足

近年の建設業界では、施工管理技士が不足しています。不足の状況が続いている主な要因は「ベテラン施工管理技士の引退」「若者の建設業界離れ」などです。

そのため、建設業界の企業では、未経験者を積極的に採用する動きが広がっています。企業によっては、一人前の施工管理技士になるための環境を用意してくれているため、実務経験を積みながら自然とキャリアアップの道が開けるでしょう。

したがって、未経験の文系出身者でも施工管理技士として活躍することは十分に可能だと言えます。

職人の不足

施工管理技士と同様に、現場の職人も不足しています。理由も同じで「若者離れ」「ベテランの引退」などです。

職人の総数が少なくなっているということは、施工管理技士の席もそれだけ空いているということになります。

また、企業も職人や施工管理技士を確保したいと考えているため、教育の環境を整えようとします。よって、未経験の文系出身者でも短期間でしっかりと稼げるだけのスキルや知識を身に付けやすくなるのです。

外国人の増加

日本では、先ほど紹介した人材不足の影響から外国人の採用が積極的に進められています。実際、近年の建設現場では多くの「技能実習生」「高度外国人材」などが働いています。

そのため、建設現場では外国人と円滑にコミュニケーションをとれることも重要視されるようになっています。そこで活躍できるのが「語学」「一般常識」などに精通した文系出身者の人材なのです。

企業の面接でもコミュニケーションスキルの高さをアピールできれば、採用される可能性はかなり高くなるでしょう。

文系女子でも施工管理で活躍できる?

文系女子でも施工管理で活躍できる?

文系女子でも施工管理で活躍することは可能です。

施工管理は、未経験で無資格でも就職が可能なうえに、仕事内容は「スケジュール管理」「デスクワーク」などが多く、女性にも大きな負担がかからないためです。

もちろん、仕事内容には力仕事も含まれますし、デスクワークといえど業務は多岐にわたるため楽な仕事ではないです。しかしそれは男性・女性に関わらず同じであるため「女性だからできない」というわけではありません。

実際、国土交通省が発表した女性の施工管理の割合を見ると年々、増加傾向にあることが分かります。

女性の割合男性の割合
2017年約4.5%約95.5%
2020年約6.7%約95.1%
2021年約7.5%約93.5%
【参考】建設業活動実態調査-国土交通省

表の通り、全体の施工管理を占める女性の割合は増加しています。このことから、建設業界では女性が働ける環境の整備が進んでおり、女性が活躍しやすくなっていると言えるでしょう。

施工管理技士になれば年収もアップ

施工管理技士になれば年収もアップ

施工管理技士の資格を取得すれば、仕事の幅も広がり、年収もアップします。

なぜなら、建設業界の企業が人材に求めているのは経験と専門的な知識であるためです。

有資格者は国から施工管理技士に値するスキルと知識を有していると認められた証であるため、企業は高い給与を支払ってでも採用したいと考えます。

また、施工管理技士の有資格者は、建設業法で義務付けられている「専任技術者」「監視技術者」などにも従事できるため、人材としての市場価値も同時に高められます。

とはいえ「国家資格だから取得は難しいのでは?」と不安に思う人もいるでしょう。文系出身者の場合、どのようにして施工管理技士の資格を取得すればよいのでしょうか。

文系から施工管理技士になるには?

文系から施工管理技士になるためには、学科試験と実地試験に合格する必要があります。

たとえば、2級建築施工管理技士の受験資格は「満17歳以上であること」のみであるため、中卒、高卒に関わらず受験が可能です。

ただし、学科試験の合格後に受ける実地試験を受けるためには、最終学歴に応じた「実務経験」が必要になります。具体的な必要年数については下記をご参照ください。

実地試験の受験に必要な実務年数
中卒(高校中退)8年以上
高卒4年6カ月以上
大卒1年6カ月以上

なお、上述した通り、2級建築施工管理技士の試験は満17歳以上であれば受験資格があります。しかし、必要となる実務経験は高校卒業後からカウントされるため、実質17歳での資格取得は不可能です。

また中卒の場合、2級建築施工管理技士の取得に8年以上の実務経験が必要になりますが、アルバイトと建設物以外の工事に費やした時間は実務経験に含まれないため注意しておきましょう。

したがって、未経験の文系出身者が施工管理技士の資格を取得するためには、学科試験を合格し、実務経験を積みながら実地試験を突破する必要があるということです。

文系出身者が施工管理で求められるスキル

文系出身者が施工管理で求められるスキル

文系出身者が施工管理で求められるスキルは下記の通りです。

  1. コミュニケーションスキル
  2. 事務処理スキル
  3. スケジュール管理スキル

以下では、それぞれのスキルの詳細と習得方法を紹介します。

1.コミュニケーションスキル

年齢層の幅が広く、職人や作業員などさまざまな人がいる建設現場では、とにかくコミニケーションスキルが求められます。

また近年ではコロナウイルス感染拡大の影響により、会議ではチャットツールやzoomなどが多く使われるようになりました。そのため、施工管理を目指す人は、そういったアプリやツールを抵抗なく使えるようにしておくとよいでしょう。

コミュニケーションスキルは、現場で積極的に話しかけたり、挨拶をしたりなど、基本的なやりとりをおこなう中で自然と身に付いていきます。自分より目上の人に話しかける際のコツは、作業に関する質問をして相手の話をしっかりと聞くことです。

2.事務処理スキル

施工管理には、事務処理スキルも求められます。とくに必要となるのはWordやExcelなどのスキルです。

Excelでは「工程表」「原価管理表」などの作成。Wordでは「作業手順書」「現場の関係書類」などを作成します。

これらの事務処理スキルは、実務経験を通して身に付けられるため、最初からできる必要はありません。

また、CADスキルも施工管理をするうえで重要となります。CADとは、パソコンのソフトで設計や図面制作をおこなうことです。

基本的には設計者がCADを使用して図面を引きますが、現場を進める中で途中変更する場合は、施工管理がCADで図面を修正して提案することもあります。

とはいえ、CADスキルも実務経験の中で身に付けることが可能なため、最初からできなくても問題はありません。

ただ、施工管理として仕事の幅を広げ、収入を伸ばしていきたい人は事前に身に付けておくとよいでしょう。

3.スケジュール管理スキル

施工管理の数ある仕事の中で、最も重要であるといっても過言ではないのが工期のスケジュール管理です。

建設現場を工期内に完成させるためには、効率的かつ無理のないスケジュール管理が求められます。

スケジュール管理スキルもこれまで紹介したスキルと同様に、実務経験の中で身に付けられます。

とはいえ、自分自身のスケジュール管理ができていないようでは数十人、数百人の人が関わる建設現場の管理はできません。ですから、施工管理を目指す人はまず、自身のスケジュール管理から徹底していきましょう。

まとめ

本記事では「文系出身者が施工管理で活躍できる理由」「求められるスキル」などを紹介しました。

記事でも述べた通り、未経験の文系出身者でも施工管理を目指すことは十分に可能です。

ただし、施工管理ではさまざまな知識とスキルを要するため、しっかりと現場で実務経験を積む必要があります。

文系出身者は、人に関する文学に精通していることから、コミュニケーションに秀でている人が多いです。転職の際はそこをしっかりアピールすることで、内定をもらえる可能性も格段に上がるでしょう。