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サブコンとは?ゼネコンとの違いや種類・仕事内容を紹介

サブコンとは?ゼネコンとの違いや種類・仕事内容を紹介

サブコンとは「subcontractor(サブコントラクター)」の略で、「下請け業者」という意味があります。つまり、建設プロジェクトにおいて特定の設備に関する工事を請け負う下請け業者のことです。

今回は、サブコン(サブコントラクター)とゼネコン(ゼネラルコントラクター)の関係性と、サブコンの主な種類について詳しく説明します。

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サブコンとは?

サブコンとは?

サブコン(サブコントラクター)とは、建設プロジェクトにおいて特定の工事を請け負う下請け業者のことです。

一般的に、ゼネコン(ゼネラルコントラクター)がプロジェクト全体を管理し、その中で特定の専門工事が必要な場合にサブコンが登場します。例えば、電気工事、空調設備、衛生設備などがそれに該当します。

サブコンの役割は多岐にわたりますが、主には専門的な技術や知識を用いて、ゼネコンが手がけるプロジェクトを成功に導くことが求められます。

サブコンの役割
  • 設計図に基づいて工事を行う
  • 必要な材料を調達する
  • 安全対策を施す

ゼネコンとサブコンの違い

ゼネコン(General Contractor)とサブコン(Sub Contractor)は、建設業界で異なる役割を果たします。

ゼネコンは「総合建設工事業者」とも呼ばれ、建築主から工事全体を請け負います。主に設計、施工、そしてプロジェクト全体の管理を担当します。

一方、サブコンは「下請け業者」であり、ゼネコンから特定の工事、例えば電気工事や空調工事などを請け負います。

サブコンとゼネコンの関係性・位置付け

サブコンとゼネコンの位置付けとしては、ゼネコンが「元請け」、サブコンが「下請け」となります。

ゼネコンはプロジェクトの全体像を把握し、各工程の進行と品質を管理します。それに対して、サブコンは特定の工程に特化し、その品質と効率を高める役割を果たします。

例えば、一式請負ではゼネコンが全工程を請け負い、別途工事(分離発注方式)ではサブコンが特定の工事を担当します。

また、コストオン工事では、サブコンが材料費などをゼネコンに請求する形となります。

このように、ゼネコンとサブコンはそれぞれ異なる位置付けでありながら、共にプロジェクトの成功に寄与しています。

一式請負

一式請負とは、建設プロジェクトにおいてゼネコン(総合建設業者)が全ての工事を一手に請け負う方式を指します。

この方式では、設計から施工、そして完成までの全工程が一つの業者によって行われます。

メリット

一式請負の最大のメリットは、プロジェクトの管理が一元化される点です。これにより、工程の進行がスムーズになり、コストや時間の削減が期待できます。また、一つの業者が全体を把握しているため、品質の一貫性も保たれます。

デメリット

一方で、デメリットとしては、一つの業者に依存する形となるため、その業者の技術力や信頼性がプロジェクトの成功に大きく影響します。また、一式請負では専門的な工事においては、そのゼネコンが持っている技術力に限界がある場合もあります。

一式請負はその特性上、大規模なプロジェクトや短期間での完成が求められるプロジェクトに特に適しています。しかし、その選択には業者選びの重要性が高まるため、慎重な検討が必要です。

別途工事(分離発注方式)

別途工事(分離発注方式)とは、建設プロジェクトにおいて各工程を異なる業者に発注する方式を指します。この方式では、例えば基礎工事、構造工事、設備工事などがそれぞれ別の業者によって行われます。

分離発注方式の特徴は、各工程に特化した業者が担当するため、専門性が高くなる点です。これにより、各工程での品質が向上する可能性があります。また、複数の業者が関与するため、競争原理が働き、コスト削減が期待できる場合もあります。

この方式は、特に専門性が求められるプロジェクトや、複数の業者による競争を促したい場合に使用されます。例えば、高度な技術が必要な研究施設や、多様な設備が必要な商業施設などでよく採用されます。

分別途工事は、その専門性と柔軟性から多くのプロジェクトで採用されています。しかし、多くの業者が関与するため、プロジェクト管理が複雑になる可能性もあります。そのため、この方式を採用する際は、しっかりとしたプロジェクト管理が必要です。

コストオン工事

コストオン工事とは、建設プロジェクトにおいて、実際にかかったコストに一定の利益を上乗せして請求する工事発注方式を指します。この方式は主に不確定要素が多いプロジェクトや、急な変更が予想されるプロジェクトで採用されます。

コストオン工事の特徴は、途中での変更や追加工事に柔軟に対応できる点です。また、実際のコストが明確になるため、透明性が高いとも言えます。

メリット

予想外のコスト増に柔軟に対応できるため、プロジェクトの進行がスムーズです。また、業者は確実な利益を確保できるため、質の高い工事が期待できます。

デメリット

コストが事前に明確でないため、予算管理が難しくなる可能性があります。また、業者によっては、コストを増やすために不必要な工事を追加するリスクも考えられます。

コストオン工事は、その柔軟性と透明性から多くのプロジェクトで採用されていますが、その選択には慎重な予算管理と業者選びが必要です。

サブコンの種類

サブコンの種類

サブコン(Subcontractor)の種類は主に4つで、それぞれが特定の工事に特化しています。

  • 電気設備工事
  • 空調設備工事
  • 衛生設備工事
  • 消防設備工事

各種類のサブコンは、その専門性と技術力によって建設プロジェクトの成功に大いに寄与します。

電気設備工事

電気設備工事とは、建築物や施設において電気設備を設置、修理、または改修する工事を指します。これには、電気配線、照明、コンセント、スイッチ、変圧器などが含まれます。

現代社会において電気が果たす役割が大きいため、電気設備工事は重要です。電気がなければ、照明、エアコン、コンピューターなど、日常生活やビジネス活動に必要な多くの設備が使用できません。また、安全な電気供給が確保されていることが、火災や感電のリスクを低減するためにも重要です。

特徴

電気設備工事の特徴としては、専門的な知識と技術が必要である点が挙げられます。電気工事は、国家資格である「電気工事士」によって行われることが多く、その作業は非常に繊細です。また、電気工事には多くの規格と法規があり、それらを遵守する必要があります。

電気設備工事はその専門性と重要性から、建設プロジェクトにおいて欠かせない要素です。適切な電気工事が行われることで、安全で快適な生活空間が実現します。

空調設備工事

空調設備工事とは、建築物や施設において、エアコン、暖房、換気システムなどの空調設備を設置、修理、または改修する工事を指します。

人々の生活や業務において快適な環境を提供するために、空調設備工事は重要です。特に、高温多湿や寒冷な気候条件下では、適切な空調が健康や生産性に直接影響を与えます。また、空調はエネルギー効率にも寄与するため、環境への影響を考慮する際にも重要です。

特徴

空調設備工事の特徴としては、多様な設備と高度な技術が必要である点が挙げられます。例えば、大規模な商業施設やオフィスビルでは、集中式の空調システムが必要です。これには、専門的な計画と設計、そして高度な施工技術が求められます。また、空調工事にはエネルギー効率や環境への影響を最小限に抑えるための規格と法規があります。

空調設備工事は、その多様性と高度な技術から、建設プロジェクトにおいて非常に重要な要素です。適切な空調工事が行われることで、快適で健康的な生活空間が確保されます。

衛生設備工事

衛生設備工事とは、建築物や施設において、水道、下水、ガスなどの配管工事を行うことを指します。これには、トイレ、シンク、シャワー、ガスコンロなどの設備の設置や修理も含まれます。

日常生活において基本的な水の供給と排水、ガス供給がスムーズに行われることで、健康と安全が確保されるため、衛生設備工事は重要です。特に、不適切な衛生工事が行われた場合、水漏れやガス漏れが起きる可能性があり、これが健康被害や火災の原因となることもあります。

特徴

衛生設備工事の特徴としては、専門的な知識と技術が必要である点が挙げられます。配管の材質選定、接続方法、施工手順など、多くの専門的な要素が関わっています。また、衛生工事には多くの法規制があり、それらを遵守する必要があります。

衛生設備工事は、その専門性と重要性から、建設プロジェクトにおいて非常に重要な要素となっています。適切な衛生工事が行われることで、安全で快適な生活空間が確保され、健康被害や安全リスクも最小限に抑えられます。

消防設備工事

消防設備工事とは、建築物や施設において、火災報知器、スプリンクラー、消火器、非常口などの消防設備を設置、修理、または改修する工事を指します。

火災やその他の緊急事態に備えて人々の生命と財産を守るために、消防設備工事は重要です。特に、大規模な建築物や多くの人々が集まる施設では、適切な消防設備が不可欠です。

特徴

消防設備工事の特徴としては、非常に厳格な法規制と基準が存在する点が挙げられます。これには、設備の種類、配置、性能などが詳細に定められています。また、消防工事は専門的な技術と知識が必要であり、一般的には認定された専門業者によって行われます。

消防設備工事は、その重要性と法規制の厳格さから、建設プロジェクトにおいて非常に重要な要素となっています。適切な消防工事が行われることで、火災時のリスクが大幅に低減され、安全な環境が確保されます。

まとめ

本記事では、サブコン(サブコントラクター)とゼネコン(ゼネラルコントラクター)の関係性と、サブコンの主な種類について詳しく説明しました。サブコンとゼネコンは建設プロジェクトにおいて密接な関係性を持ち、それぞれが特定の役割と責任を担っています。特に、サブコンは電気工事、空調工事、衛生工事、消防工事など、専門的な工事を行うことでプロジェクトの成功に寄与します。

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